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最近は健康意識の高まりから、ミネラルウォーターなどを購入する人が増えています。でも、その種類と違いを知っている人は少ないようです。一口に「水」といっても種類はさまざまで、飲んだときの風味や効能も異なります。


おいしい水はどうやって選べばいいのでしょうか?今回は普段飲んでいる水の種類と、風味を決める要素について詳しく解説していきます。それぞれに風味の傾向があるので、知っておくと好みの水探しに役立つでしょう。




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1.水の8つの種類

水は、その採取された原水の種類や、ろ過・殺菌などの処理方法の違いによって、いくつかに分類されます。それぞれの水は、含まれる成分や用途が異なります。代表的な8つの水の種類について説明します。



ミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、地下水を原料とし、ろ過・沈殿・加熱殺菌などの処理を行った上で、ボトルなどに詰めた飲用水のことを言います。

日本では食品衛生法や「ミネラルウォーター類(容器入り飲料水)の品質表示ガイドライン」によって、原料水は地下水に限定されており、成分や安全性が基準を満たしている必要があります。


ミネラルウォーターは、原料水と処理方法によって「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」「ボトルドウォーター」の4種類に分類されます。


ナチュラルウォーター

ナチュラルウォーターは地層から汲み上げた水で、沈殿・ろ過・加熱殺菌のみの処理をした水です。ミネラル分の調整などの物理的・化学的処理を行っていない最も自然に近い状態の水といえます。ほとんどのナチュラルウォーターは微量のミネラルを含んでいますが、含有量が少ないため原材料に表記されません。


ナチュラルウォーターの中でも、地層中の無機塩類(ミネラル分)を豊富に含んだ水をナチュラルミネラルウォーターといいます。


ナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターは添加物などの人工的処理はされないため、「天然水」とも呼ばれます 。


ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルミネラルウォーターは、地下水に自然に溶け込んだミネラルを含む水で、人工的な添加や成分調整を行わず、ろ過や加熱など最低限の処理のみにとどめたものです。


自然の風味や採水地ごとの個性が楽しめます。


ミネラルウォーター

ミネラルウォーターはナチュラルミネラルウォーターを原水として、ミネラル調整や空気を供給する「ばっ気」処理などの人工的な処理をした水です。 また、 複数のナチュラルミネラルウォーターをブレンドしたものもミネラルウォーターと表記されます。


通常のろ過、沈殿処理に加えて、紫外線殺菌やオゾン殺菌などが行なわれている場合もあります。飲みやすく調整されている製品が多いのも特徴です。


ボトルドウォーター(飲用水)

ボトルドウォーターとは、ナチュラルウォーター・ナチュラルミネラルウォーター・ミネラルウォーター以外の飲用水の総称です。


原水や処理法に細かい規定がないので、水道水や蒸留水、逆浸透膜ろ過されたRO水、アルカリイオン水、海洋深層水など、水道法で飲料水として認められたすべての水が含まれます。


ボトルドウォーターは最低限の処理だけ施した低価格な水から、ミネラルや硬度を調整しいして美味しく飲めるものまで幅広い種類があるので、よく選びましょう。


炭酸水

炭酸水は、水に二酸化炭素(CO₂) を 溶け込ませた飲み物で、そのさわやかな口当たりと刺激が人気です。天然のミネラルウォーターが地下で自然にCO₂と出会い溶け込んだ「天然炭酸水」も存在しますが、現在市場に出回っている多くは、純水やミネラルウォーターに人工的にCO₂を高圧で圧入して作られる「人工炭酸水」です。


この炭酸水は、含まれるCO₂の量によって「強炭酸」と「微炭酸」に分類されます。強炭酸は、その名の通り炭酸の刺激が強く、飲んだ時の喉越しの爽快感が際立っています。リフレッシュしたい時や、炭酸の強い刺激を好む人に選ばれます。一方、微炭酸は炭酸の刺激が穏やかで、そのまま飲むだけでなく、料理やカクテルの割材としても使いやすいのが特徴です。


炭酸水は、炭酸を摂取することで、胃の中でガスが膨張し満腹感を得やすくなるため、食欲を抑えたい時のサポート飲料として飲まれることがあります。また、炭酸の刺激が気分転換やリフレッシュに役立つため、仕事の合間や運動後などに好んで飲まれています。


さらに、飲料としてだけでなく、料理にも活用されています。例えば、肉を漬け込む際に使用すると、CO₂が肉の繊維に作用してタンパク質を分解し、肉をより柔らかくする効果があります。また、天ぷらの衣に使うと、炭酸の泡が揚げている途中で弾け、サクッとした軽い食感に仕上がると言われています。


精製水

水道水などの原水から、不純物やミネラル成分を限りなく取り除き、純度を高めた水のことを精製水と呼びます。水の中に含まれるカルシウム、マグネシウムといったミネラル分や、残留塩素、微細な有機物などが除去され、化学的に非常に安定した状態になります。


精製水は、その高い純度から飲用よりも、医療、工業、理化学分野で広く活用されています。具体的には、医療現場での機器の洗浄や試薬の調整、日常用途では加湿器やスチームアイロンの水、コンタクトレンズの洗浄・保存液のベースなどです。


加湿器やアイロンでの利用に適しているのは、ミネラル分がほとんど含まれていないためです。一般的な水道水を使用すると、熱により水分が蒸発した際に、水中に溶けていたカルシウムなどのミネラル分が結晶化して残り、「水垢」となって機器内に付着し、故障の原因となることがあります。精製水はこの水垢の発生を抑え、機器の寿命を延ばす効果があります。


飲む水として見た場合、水道水やミネラルウォーターに比べて味わいに特徴がなく、あまり適していません。また、一度開封してしまうと、外部から侵入した雑菌が非常に増えやすいという問題もあります。そのため、開封後は速やかに使い切るか、冷蔵庫で保管するなど、衛生的な管理に十分な注意が必要です。


蒸留水

蒸留水は、水を一度加熱して沸騰させ、水蒸気として気化させた後、その水蒸気を冷却して再び液体に戻すという「蒸留」の工程を経て作られます。この過程で、水中に溶けているほぼすべての不純物が取り除かれるのが大きな特徴です。


具体的には、ミネラル分(カルシウム、マグネシウムなど)、塩素、水銀や鉛といった重金属、微生物、有機物など、さまざまな溶解物が除去されます。そのため、蒸留水は非常に純度が高い「H2O」に近い水となります。


その高い純度から、蒸留水は高度な精度が求められるさまざまな分野で利用されています。例えば、科学実験における試薬の調製、医療現場での医療機器の洗浄や滅菌、コンタクトレンズの洗浄液、さらには自動車のバッテリー液の補充や加湿器、スチーマーなどの家電製品での使用にも適しています。


一方で、飲料水としての利用も可能ですが、ミネラル分が完全に除去されているため、一般のミネラルウォーターのような「味」や「風味」はほとんど感じられず、無味無臭に感じる人が多い傾向にあります。


また、精製水と同様にミネラルが含まれていないため、保存がしにくく、飲用・非飲用にかかわらず、清潔な容器で密閉し、早めに使い切るなど、適切な保管と取り扱いが求められます。


アルカリイオン水

アルカリイオン水は、水道水を電解処理することで生成される、弱アルカリ性の水です。この処理は、水を電気分解する装置を用いて行われ、陰極側に集まった水がアルカリイオン水となります。


この過程で、水に含まれるミネラル成分(カルシウムイオン、マグネシウムイオンなど)が濃縮され、原水よりも高いpH(一般的にpH8.5〜9.5程度)と低いORP(酸化還元電位)を持つようになります。


アルカリイオン水は、硬度が調整され、水のクラスター(分子の集合体)が小さくなると言われることから、口当たりがまろやかになり、通常の水よりも飲みやすいと感じる人が多いようです。


また、弱アルカリ性の性質が食材のアクを抑えたり、旨味成分を引き出したりする効果があるため、料理にも適しています。特に、ご飯を炊く際に使用すると、ふっくらと美味しく炊き上がると評価されています。また、出汁を取る際にも味がまろやかになりやすいとされます。アルカリイオン水は、浸透性が高いとされるため、食材の組織に水分が浸透しやすく、料理の仕上がりを良くする一因とも考えられています。


RO水(逆浸透膜水)

RO水(Reverse Osmosis Water)とは、「逆浸透膜」という特殊なフィルターを用いて精製された水のことです。この逆浸透膜は、水分子は通しますが、それよりも大きな不純物のほとんどを効果的に遮断できる、非常に目の細かいハイテクフィルターです。


その高い浄水能力は、一般の浄水器では除去しきれない極小の不純物まで取り除くことができるため、限りなく純水に近い水を作り出すことが可能です。


RO水は純度が高く、非常にクリアでクセがない味わいのため、赤ちゃんのミルク作りや料理、美容分野などで「純粋な水」として利用されます。


RO水のこの浄水技術は、飲料水確保が難しい地域での安全な飲料水製造プラントや、海水を淡水化する大規模施設などで広く採用されています。また、水のリサイクルが生命線となるNASAの宇宙開発技術にも応用されており、その信頼性と性能の高さが証明されています。


一方で、RO水を製造する過程では、不純物を取り除くために原水の一部を不純物を多く含んだ水として排出する必要があります。そのため、原水から製造効率は他の浄水方法に比べて低く、大量の水を精製する際には、水資源の消費や環境への負荷が懸念されることがあります。


水素水

水素水は、その名の通り、水素ガス(H₂)を水に高濃度で溶け込ませたものです。最近では加齢の原因となる「活性酸素」を無害化するといった健康効果が期待され、美容健康業界から注目を集めています。


水素は非常に小さな分子であり、ペットボトルなどの密閉性の低い容器からは容易に抜けてしまうという性質があります。そのため、市販品ではアルミパウチや特殊な缶など、高い密閉性を保てる容器で販売されることがほとんどです。これにより、消費者が飲む時点での水素濃度をできるだけ保つ工夫がされています。


健康効果については、特定の病気の予防や改善に役立つとする研究結果が一部で報告されているものの、現時点では科学的に確立された効果・効能として謳うことはできません。


商品によって水素の濃度が異なり、また、体質や生活習慣の違いから、体感には大きな個人差があるのが現状です。


水素水は、水素が時間と共に抜けていく性質があるため、開封後はすぐに水素が空気中に揮発してしまいます。できるだけ速やかに飲むようにしてください。


自宅で水素水を生成する機器も販売されており、新鮮な水素水を飲むための選択肢の一つとなっています。


海洋深層水

海洋深層水とは、一般的に水深200mよりも深い海域にある海水を原料とした水です。この深層域は、太陽光が届かない場所であるため、水温は年間を通じて約10度以下と低温で安定しています。


また、海水の流れが非常に遅い「低流速」の環境にあるため、表層水のように大気中の汚染物質や雑菌の影響を受けにくく、極めて清浄で安定した水質が保たれているのが最大の特徴です。


深層水は表層水に比べて、生命活動に必要なミネラル分が豊富に含まれていることも知られています。表層の生物活動によって消費され尽くしたミネラルが、深海へと沈降し、低温・高圧の環境下で化学的に安定した状態で蓄積されているためです。


ミネラルバランスが調整された海洋深層水は、味にまろやかな厚みがあり、硬水に近い飲みごたえのあるタイプから、軟水のように飲みやすいタイプまで加工技術によって多様な製品が存在します。


海洋由来の豊富なミネラル成分は、健康志向のユーザーや、スポーツ後の水分・ミネラル補給を目的とした用途にも非常に人気が高い水源です。近年では、その清浄性とミネラルバランスの良さから、飲用水としてだけでなく、化粧品や食品加工など、幅広い分野で活用されています。



2.【水の選び方】硬度

水の硬度は1Lに含まれるカルシウムとマグネシウムなどの量で決まります。硬度によって味や口当たりに違いが生じ、好みが分かれる部分です。飲みやすさを重視するなら硬度に注目して選ぶといいでしょう。


軟水

WHOの基準ではカルシウム・マグネシウムの含有量が60㎎/L以下の水を軟水としています。日本では100mg/L未満を軟水とする考えも多く見られますが、出典はないようです。軟水はまろやかでやわらかい口当たりが特徴です。日本の水道水はほとんどが軟水にあたるため、飲みやすく感じる方が多いでしょう。炊飯や煮物など、料理をする時に使っても素材の味をあまり邪魔しません。


硬水

WHOの基準ではカルシウム・マグネシウムの含有量が60~120mg/Lの水を「中硬水」、120~180mg/Lの水を「硬水」、180mg/L以上の水を「超硬水」としています。ミネラルが豊富な硬水は、飲み口が重く独特な苦味を感じることがあります。最初は慣れないかもしれませんが、不足しがちなミネラルを補給したいなら、カルシウムやマグネシウムがたくさん含まれている硬水がいいでしょう。



3.【水の選び方】成分

水に含まれている成分によっても、味や飲み口は変わります。迷ったら、水に含まれる成分で選ぶといいでしょう。


<水に含まれる成分> ・カルシウム・マグネシウム・カリウム・亜鉛・鉄・シリカ・バナジウム


カルシウムやマグネシウムといったミネラルが多いと、コクが強く少し重い口当たりになります。マグネシウムが多いと苦味が強く、亜鉛と鉄を多く含んでいると金属臭を感じる場合があるため、風味に敏感な方は気になるかもしれません。苦手な方はマグネシウムや亜鉛、鉄が少ない水を選ぶことがおすすめです。


美容に良いといわれるシリカは、独特の香りや甘みがあり、含有量が多いとエグみを感じてしまうかもしれません。バナジウムも特徴的な苦みがあるとされていますが、個性的な飲み口にクセになる方もいるでしょう。



4.【水の選び方】pH値

水のpH値によっても飲み口が異なります。pH値は液体が酸性かアルカリ性かを示す尺度です。1~14までに分かれており、中間値の7を中性としてそれよりも低くなると酸性、高くなるとアルカリ性を表します。

ほとんどの飲料水はおいしく飲めるようにpH値7~8前後で調整されているため、気にしすぎる必要はありません。しかし、アルカリ性の水は苦味を感じることがあるため、苦手な人は弱酸性~中性の水がおすすめです。胃腸への負担を減らしたいなら人の体液と同じ弱アルカリ性のものを選ぶといいでしょう。



5.まとめ

水は処理方法によってナチュラルウォーター、ミネラルウォーター、ボトルドウォーターの3つに種類分けできます。水を選ぶときに迷ったら、硬度や成分、pH値を参考にすることがおすすめです。例えば、軟水はまろやかな飲み口で料理に適しており、硬水はミネラル豊富で独特な苦みがあります。毎日飲む水だからこそ、種類や選び方を知ってお気に入りの水を見つけましょう。



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