寒さが和らぎ、ホッとする温かさに包まれる春ですが、同時に、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状に悩まされる花粉症が発症する季節でもあります。
皆さんは、花粉症の症状を和らげてくれる効果が期待できるお茶があるのをご存じですか?毎日の水分補給として飲むお茶に取り入れるだけで、辛い症状が和らぐのは嬉しいですよね。
そこでこの記事では、花粉症に効くといわれているお茶7選をご紹介します。合わせて、症状を悪化させてしまう可能性がある飲み物もご紹介しますので、花粉症の症状に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

>>【緑茶】彩茶-あやちゃ-500ml×24本を見る

>>【ルイボス】彩茶-あやちゃ-500ml×24本を見る
目次
花粉症に効くお茶7選

花粉症は、花粉が鼻や目の粘膜に入り込んだ際に、体内に作られた抗体が反応し、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が分泌されることで起こります。
私たちが日常的に口にすることができるお茶の中には、このヒスタミンの働きを抑えたり、免疫機能を活性化したりすることによってアレルギー反応を抑制する働きが期待できるものがあります。
ここでは、花粉症の症状改善が期待できるお茶7選を紹介します。
緑茶
緑茶には、ポリフェノールの一種であるカテキンが多く含まれています。カテキンはお茶を飲んだときに感じる渋みの主成分で、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの分泌を抑える働きがあるといわれています。
その中でも「メチル化カテキン」という成分は、特に花粉症の症状をやわらげる効果が期待されており、「べにふうき」や「べにふじ」「べにほまれ」といった品種のお茶に多く含まれています。
紅茶やウーロン茶も元は緑茶と同じ茶葉から作られますが、発酵の工程でカテキンが変化してしまうため、メチル化カテキンはほとんど残りません。緑茶で飲むほうが、より多くのメチル化カテキンを摂取することができます。
ルイボスティー
ルイボスは、南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈のみで栽培されている、マメ科の低木植物です。ルイボスティーに含まれるフラボノイドには、ヒスタミンの分泌を抑えたり、アレルギー反応による炎症を改善したりする働きがあるとされており、花粉症による不快感をやわらげる効果が期待できます。
さらに、ルイボスティーには、抗酸化作用があるといわれるSOD(スーパーオキシドジムターゼ)という酵素に似た働きをする成分も含まれています。SODはもともと体内にある酵素で、アレルギーや老化の原因となる活性酸素を分解する働きがあります。SODは加齢とともに体内での量が減少してしまいますが、ルイボスティーを日常的に飲むことで、この減少していくSODの働きを補うことができます。
甜茶
さまざまな植物を使って作られた甘いお茶を総じて甜茶と呼びます。その中で花粉症の症状を抑える働きがあるとされているのが、バラ科の「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」という植物で作られた甜茶です。この植物で作られた甜茶には、ヒスタミンの放出を抑制する効果がある甜茶ポリフェノール(GOD型エラジタンニン)が含まれており、鼻水やくしゃみなどといった辛い症状を緩和する作用があります。
甜茶は、花粉症状が現れる1カ月ほど前頃から飲み始めると、より症状の緩和が望めるといわれており、毎日継続して飲み続けることで効果が期待できます。
ペパーミントティー
スーッとした清涼感が特徴のペパーミントティーは、花粉症によるグズグズとした鼻の不快感をやわらげてくれることで知られています。
ペパーミントに含まれる「ミントポリフェノール」には、アレルギー反応を抑える働きがあるとされ、特に鼻水や鼻づまりなどの症状に対して効果が期待されています。また、粘膜の炎症を鎮める作用や、呼吸を楽にする働きもあり、花粉の多い時期に自然な方法で症状を緩和したい方にぴったりです。
エルダーフラワーティー
エルダーフラワーは、イギリスでは「庶民の薬箱」と呼ばれ親しまれている、多くの効能を持つハーブです。免疫力に働きかけ炎症を抑えるフラボノイドや、抗酸化作用によって粘膜を保護してくれるフェノール酸などが含まれており、鼻づまりやのどの不快感を緩和する効果が期待できます。
エルダーフラワーティーはやさしい香りとほんのり甘い味わいが特徴で、リラックスしたいときに気軽に取り入れることができます。また、シロップに漬け込んで作る「コーディアル」は、水や炭酸水で割って飲むほか、デザートに使うなどアレンジも自在です。
びわ茶
びわの葉は、「枇杷葉(びわよう)」という名前で古くから漢方薬として用いられてきた、伝統的な薬草のひとつです。
びわの葉を乾燥させて作られたびわ茶は、ヒスタミンの放出を抑える作用や、炎症を抑えたり咳を鎮めたりする効果があるといわれています。また、体内の余分な水分を排泄する作用があるため、鼻水や鼻づまりの改善効果も期待できます。
加えて、整腸作用や利尿作用があることから、便秘解消やむくみ解消によるダイエット効果のあるお茶としても人気があります。
ネトルティー
ヨーロッパ原産のハーブであるネトルには、体内の老廃物の排出を促し、血液をきれいにする作用があるといわれています。そのため、体質を改善し、花粉症やアトピー性皮膚炎やぜんそくなど、アレルギー性疾患全般を予防するために飲まれています。
また、ヒスタミンの分泌を抑制する効果も期待できるため、アレルギー症状の緩和にも効果的です。
花粉症の症状を悪化させる恐れがある飲みもの

花粉症の症状を改善してくれる飲み物とは反対に、症状を悪化させてしまう可能性がある飲み物もあります。ここでは、花粉症シーズンには摂取を控えたい飲み物を紹介します。
アルコール
ワインやビール、日本酒などの醸造酒には、アレルギー症状を引き起こす原因となるヒスタミンが含まれているものが多くあります。さらに、体内でアルコールを分解するときに生成される「アセトアルデヒド」には、ヒスタミンの放出を促す作用があり、これらが花粉症の症状を悪化させることがあります。
また、アルコールには血管を拡張する作用があるため、鼻や目の充血を引き起こし、くしゃみや目のかゆみなどが重症化する可能性もあります。
糖質の高い飲み物
砂糖を多く含む飲み物は、腸内細菌のバランスを乱し、腸内環境が悪化する恐れがあります。腸内環境の乱れは免疫機能にも影響を及ぼし、花粉症の症状を悪化させる可能性があります。
また、糖質を取りすぎると、血糖値の急激な変動を引き起こし、体内で多くの活性酸素が発生します。活性酸素が過剰に発生すると、体内の炎症が悪化し、鼻や目の粘膜にも影響を及ぼすため、花粉症の症状をさらに強めてしまうことがあります。
花粉症を引き起こす原因

植物の花粉が鼻に入り、鼻粘膜内にある免疫細胞に付着します。花粉を異物と判断した免疫システムは、異物に対抗するためにIgE抗体を作ります。この抗体は花粉が付着するたびに増え続け、一定のレベルに達したとき、異物を体外に排出するために免疫細胞からアレルギー誘発物質を放出し、くしゃみや鼻水などのアレルギー反応を誘発します。目のかゆみも、同じ現象が目の粘膜で起こるために生じます。
日本では、花粉症を引き起こす花粉の約7割がスギ花粉だと言われていますが、他にもヒノキやブタクサなど、多くの種類があり、どの花粉に対してアレルギー反応を起こすかは人によって異なります。
花粉症が増加している理由
花粉症患者は年々増加しており、国民の4割を超える人が花粉症の症状に悩まされているといわれてます。この原因はスギの植林による花粉の増加だけではなく、食生活の変化や腸内細菌のバランスの乱れ、大気中の汚染物質、ストレスなど、さまざまな要因が重なっていると考えられています。
緑茶やルイボスティーを買うなら“彩茶”がおすすめ
花粉症対策に緑茶やルイボスティーを取り入れるなら、厳選した茶葉を使用した『彩茶』がおすすめです。
茶農家から直接仕入れた新鮮な茶葉を、熟練の職人が丁寧に焙煎した「彩茶 – あやちゃ – 緑茶」。専用区画で、農薬や化学肥料を一切使わずに育てたルイボス茶葉を使用した「彩茶 -あやちゃ- ルイボス」。
どちらも、製造から販売までをすべて自社で手がけることで、価格を抑えることができました。
通常商品・お得な定期便・エコなラベルレスボトルの3タイプから、ライフスタイルに合わせてお選びいただけます。

>>彩茶シリーズはこちら
まとめ
花粉症対策として、マスクや薬だけでなく、症状を和らげる効果が期待できる飲み物を取り入れてみませんか?今回ご紹介した飲み物は、花粉症対策だけでなく、日々の水分補給や健康維持にも役立ちます。
ぜひ自分にあった飲み物を見つけて、この春を快適に過ごしましょう。

>>【緑茶】彩茶-あやちゃ-500ml×24本を見る

>>【ルイボス】彩茶-あやちゃ-500ml×24本を見る
参考:
花粉症環境保健マニュアル